2024年3月25日月曜日

使徒行伝18章 公認本文

1この後、パウロはアテネを出て、コリントに行きました。

2クラウディウスがすべてのユダヤ人にローマからの退去を命じたためです。

3パウロは彼らに会いに行き、彼らと同じように天幕職人であったので、泊まって一緒に働きました。

4そして、彼は安息日ごとに会堂で説教し、ユダヤ人やギリシヤ人を説得しようとしました。

5マケドニヤからシラスとテモテが来ると、パウロはもっぱら説教に専念し、イエスがメシアであることをユダヤ人に証しした。

6しかし、彼らがパウロに反対して暴言を吐いたので、パウロは抗議して衣服を振り乱し、彼らに言いました。 

「あなたがたの血は、あなたがた自身の頭にかかれ!私には罪はない。私はこれからは異邦人のところへ行く。」と。

7それから、パウロは会堂を出て、神の礼拝者ティティウス・ユストゥスの家に行きました。その家はシナゴーグに隣接していました

8そして、会堂の長であったクリスポスは、その家中の者とともに主を信じました。また、聞いていたコリントの人々の多くも信じて、バプテスマを受けました。

9ある夜、主は幻の中でパウロに語られました。 「恐れることはない。黙っていないで、語り続けなさい。

10わたしはあなたがたと共にいるので、だれもあなたがたを襲って害を加えることはない。"わたしはこの町に多くの民を持っているからである。」

11そこで、パウロは一年半コリントにとどまり、彼らに神のことばを教えました。

12ガリオがアカヤの総領事であったとき、コリントのユダヤ人たち、団結してパウロを攻撃し、裁きの場に引き入れました。

13彼らは 「この人は 律法に反する方法で神を礼拝するよう、人々を説得しています。」と訴えた、ちょうどパウロが話そうとしたとき、ガリオは彼らに言いいました、 「もし、汝らユダヤ人が、軽犯罪や重大な犯罪について訴えているのであれば、私は汝らの話を聞くのが筋であろう。

15しかし、言葉や名前、汝らの律法に関する問題なのだから、自分たちで解決しなさい。私はそのようなことの裁判官にはならない」。

16そして、彼は彼らを追い払いました。

17すると、群衆は会堂の指導者ソステネスに向かい、大司教の前で彼を殴りましたが、ガリオは何ら関心を示さしませんでした。

18パウロはしばらくコリントにとどまり、それから兄弟姉妹のもとを去ってプリスキラとアキラを伴ってシリアへ向けて出帆しました。出航する前に、誓願のためにケンクレアで髪を剃りました。

19彼らはエペソに着くとパウロはプリスキラとアキラと別れ、自らは会堂に入り、ユダヤ人たちと議論しました。

20ユダヤ人たちが、もっと一緒にいてほしいと頼みましたが、彼は断りました。

21しかし、去り際に、「神のみこころならば、また来ます。」と約束しました。それからエペソから船出しました。

22さて、彼はカイザリヤに上陸すると、エルサレムに上って教会に挨拶し、それからアンティオキアに下りました。

23アンティオキアでしばらく過ごした後、パウロはそこから出発して、ガラテヤとフリギヤの各地を巡り、すべての弟子たちを強くしました。

24その間に、学問のある人で、聖書に精通していた、レキサンドリア出身のアポロというユダヤ人がエペソに来ました。

25彼は主の道を教えられ、霊に熱心で、ヨハネのバプテスマしか知らりませんでしたが、主のことを熱心に語り、教えていました

 26そして、彼は会堂で大胆に話し始めました。アキラとプリスキラはそれを聞いて彼を自分たちのところに連れて行き、神の道をさらに詳しく説きました。

27彼がアカヤに行こうとしたとき、兄弟たちは弟子たちに手紙を書き、彼を迎えるように勧めたました。 彼が来て、恵みによって信じた人々を大いに助けたからです。

28イエスがキリストであることを聖句によって示し、ユダヤ人たちを力強く、しかも公然と説得したからです。