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2024年12月23日月曜日

使徒行伝第1-3章 公認本分

Chaptor1-3 

テオフィロスへの序文

1テオフィロス様、私は以前、イエスが行い、教え始めたすべてのことについて語りました。

2イエスが、聖霊によってご自身が選んだ使徒たちに戒めを与えた後、天に上げられた日までのことです。

3イエスは、受難の後、40日にわたってしばしば使徒たちにご自分が生きていることを、多くの確実な証拠によって示され、神の王国に関することを語られました。

4そして、[1]彼らに(食事をしている時)、一緒に集まってエルサレムを離れず、御父の約束を待つようにと命じられました。それは、「汝らは私から聞いていた通りに

5ヨハネは確かに水でバプテスマを授けたが、汝らは間もなく聖霊でバプテスマを受けるであろう。」と。

6そこで、彼らは集まってイエスに尋ねました。「主よ、あなたはこの時にイスラエルに王国を回復されるのですか。」 

7イエスは彼らに言われました。「父がご自分の権威に委ねておられる時や時期を知ることは、汝らの務めではない。

8しかし、聖霊が汝らに臨むとき、汝らは力を受け、エルサレム、ユダヤとサマリアの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となるであろう。」

9イエスはこれらのことを語り終えると、彼らが見ているうちに天に上げられ、雲が彼を包み、彼らの目から見えなくなりました。 

10イエスが上って行かれるとき、彼らが天を見つめていると、見よ、白い衣を着た二人の人が彼らのそばに立っていました。 

11彼らはこう言いました。「ガリラヤの人たちよ、なぜ天を仰いで立っているのですか。あなたがたを離れて天に上げられたこのイエスは、天に上って行かれるのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになります。」

12それから彼らは、オリーブ山からエルサレムに帰りました。そこはエルサレムから安息日に許可されている距離です。

13そして彼らは中に入って、ペテロ、ヤコブ、ヨハネ、アンデレ、フィリポ、トマス、バルトロマイ、マタイ、アルファイの子ヤコブ、熱心党のシモン、ヤコブの兄弟ユダが泊まっている家の屋上に上がりました。

14これらの人々はみな、婦人たち、イエスの母マリア、イエスの兄弟たちとともに、心を合わせて祈りと[2]懇願を続けていました。

15そのころ、ペテロは弟子たちの真ん中に立って、こう言いました。(合わせて百二十人ほどいました)

16兄弟たちよ、この聖書の言葉は、イエスを捕らえた者たちの手引きであったユダについて、聖霊がダビデの口を通して以前語った言葉が、必ず実現しなければならなかったことです。

17ユダは私たちとともに数えられ、この務めの一部を受けていたからです。18(この男は、不義の報酬で畑を買ったが、まっさかさまに落ちて、真ん中で裂け、はらわたがみな流れ出てしまいました。)

19そして、そのことは、エルサレムに住むすべての人に知れ渡ったので、その畑は彼らの言葉でアケルダマ、すなわち血の畑と呼ばれています。

20詩篇には、「その住まいは荒れ果て、そこに住む者はいなくなれ。そして、その職務はほかの者に任せよ。」と書いてあります。

21 ですから、主イエスが私たちの間に出入りしておられた間、いつも私たちと行動を共にしていたこれらの人のうち、 

22 ひとりを任命して、ヨハネのバプテスマの時から始まって、私たちから引き上げられたその日までを、私たちとともに主の復活の証人とさせなければなりません。 

23 そこで彼らは、バルサバと呼ばれ、またの名をユストと呼ばれていたヨセフと、マティアのふたりを指名しました。

24 彼らは祈って言いました、「すべての人の心をご存じである主よ、あなたはこのふたりのうちのどちらをお選びになるのか、お示しください。

25 ユダは[3]罪を犯して使徒の職から落ち、自分の行く場所に行くことになったのですが、どちらがその後の職務を継がせるかお示しください」。 

26 そこで彼らはくじを引くと。くじはマティアに当たり、彼は十一人の使徒とともに数えられました。

2章 

1さて、ペンテコステの日が満ちると、彼らはみな[4]心を一つにして同じ場所に集まっていました。 

2すると突然、激しい風が吹いてくるような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家全体に響き渡り、

3また、[5]炎のような分かれた舌が彼らの上に現れ、ひとりひとりの上にとどまりました。 4そして、彼らはみな聖霊に満たされて、御霊が語らせるとおりに、ほかの国々の言葉で話し始めました。

5エルサレムには、天下のあらゆる国から来た敬虔な人々が住んでいたのですが、 

6この物音が響き渡ると、群衆が集まって来て、それぞれが自分の国の言葉で話しているのを聞いて、あっけにとられました。 

7皆は驚き怪しんで互いに言いました。「見よ、この人たちは皆ガリラヤ人ではないか。 8それなのに、どうして私たちは、自分の生まれ​​故郷の言葉で話しているのを聞くのか。 

9私たちの中には、パルティア人、メディア人、エラム人、メソポタミア、ユダヤ、カパドキヤ、ポントス、アジアに住む人々、

10フリギア、パンフィリア、エジプト、クレネ周辺のリビア地方に住む人々、ローマから旅で来ている人、ユダヤ人と改宗者、 

11クレタ人、アラビア人、彼らが私たちの国の言葉で神のすばらしいわざを話すのを聞いているのだ。」 

12皆はまどって互いに言い合いました。「これはいったい、どういうことか。」 

13また、あざ笑う者たちは言いました。「この人たちは新しいぶどう酒に酔っているのだ。」14しかしペテロは11人とともに立ち上がり、声を張り上げて彼らに言いました。「ユダヤの人々、およびエルサレムに住むすべての人々よ、このことを知っておき、わたしの言葉に耳を傾けなさい。

15彼らは酔っているのではない、あなたがたが考えているように、今は午後三時です。16これは預言者ヨエルによってこう語られたことなのです。17『終わりの[6]日々に、わたしはわたしの霊をすべての人に注ぐ。すると、あなたがたの息子、娘は預言し、若者は幻を見、老人は夢を見る。

18その日、わたしはわたしの男女のしもべたちの上にわたしの霊を注ごう。すると、彼らは預言するであろう。

19わたしは上は天に不思議なわざを、下は地にしるしを示す。血と火と煙を見せよう。

20主の大いなる輝かしい日が来る前に、太陽は暗くなり、月は血に変わる。

21そして、主の名を呼ぶ者はだれでも救われるであろう。』

22イスラエルの人たちよ、これらの言葉を聞きなさい。ナザレのイエスは、あなたがたの間で、神が彼を通してあなたがたの間で行われた奇跡と不思議としるしによって、神に認められた人です。そのことは、あなたがた自身も知っているとおりです。

23しかし、神の定めた計画と予知によって引き渡されたイエスを、あなたがたは捕らえて悪者の手で十字架につけて殺してしまった。

24神は死の苦しみを解き放ち、彼をよみがえらせられた。彼が死に[7]とどまることはあり得なかったからです。

25ダビデは彼についてこう語っていますが、『わたしは主を常にわたしの目の前に見ていた。主はわたしの右にいて、わたしを揺り動かすことはない。

26それゆえ、わたしの心は喜び、わたしの舌は喜び、さらにわたしの肉体も希望に安らぐであろう。

27あなたはわたしの魂を陰府に捨て置かず、あなたの聖なる者を朽ち果てさせないであろう。28あなたはわたしに命の道を知らせ、あなたの顔でわたしを喜びで満たしてくださるであろう。』

29兄弟たちよ、族長ダビデについて率直に話します。彼は死んで葬られ、その墓は今日までわたしたちのところにあります。 

30 ダビデは預言者であり、神が彼に誓いを立てて、肉による彼の腰から出た者の中からキリストをよみがえらせ、彼の王座に着かせると知っていました。 

31 ダビデは、キリストの復活について、その魂は陰府に残されず、その肉は朽ち果てることがないと、前もって知っていました。 

32 神はこのイエスをよみがえらせました。私たちはみなその証人です。 

33 それゆえ、神の右に上げられ、父から約束された聖霊を受けて、あなたがたが今見聞きしているように、私たちに注がれたのです。

34 ダビデは天に昇ってはいないが、彼自身こう言っています。『主は私の主に言われた。『わたしの右に座していなさい。

35 わたしがあなたの敵をあなたの足台とするまでは。』 

36それゆえ、イスラエルの全家は、あなたがたが十字架につけたあのイエスを、神が主またキリストとして立てたことを、はっきりと知るべきす。」

37彼らはこれを聞いて心を刺され、ペテロと他の使徒たちに言いました。「兄弟たちよ、私たちはどうしたらよいでしょうか。」 

38ペテロは彼らに言いました。「悔い改めなさい。そして、罪の赦しを得るために、イエス・キリストの名によって、あなたがたひとりひとりがバプテスマを受けなさい。そうすれば、聖霊の賜物を受けます。 

39この約束は、あなたがたと、あなたがたの子孫と、遠くにいるすべての人々、すなわち、私たちの神である主が召されるすべての人々に与えられているからです。」 

40そして、ペテロは、そのほか多くの言葉で証しし、勧めて言いました。「この邪悪な世代から自分たちを救いなさい。」

41 そこで、彼の言葉を[8]喜んで受け入れた人々はバプテスマを受け、その日のうちに約三千人の魂が彼らに加わりました。

42 そして彼らは使徒たちの教えと交わりを守り、パンを裂き、祈りをささげ続けました。43 そして、すべての人に恐れが起こり、使徒たちによって多くの不思議な業と奇跡が行われました。 

44 信者たちはみな一緒にいて、すべてのものを共有していました。 

45 そして、自分の財産や持ち物を売り、必要に応じてすべての人に分け与えました。 

46 そして、彼らは毎日心を一つにして神殿に集まり、家々でパンを裂き、喜びと真心をもって食事をし、 

47 神を賛美し、すべての民から好意を持たれました。 そして主は救われる人々を毎日[9]教会に加えられました。

 

3

さて、ペテロとヨハネは、午後3時の祈りの時間に一緒に神殿に上って行くと、

2母の胎内から足の不自由な人が運ばれてきました。彼らは毎日、神殿の「美しい門」と呼ばれる門に彼を横たえ、神殿に入る人々に施しを求めていました。

3そして、ペテロとヨハネが神殿に入ろうとしているのを見て、施しを求めました。

4ペテロはヨハネと共に彼を見つめてこう言いました、「私たちを見なさい。」

5その人は何かもらえると思って、彼らに注意を払うと、

6ペテロは言いました。「銀や金は私にはないが、私が持っているものをあげよう。ナザレのイエス・キリストの名によって、立ち上がって歩きなさい。」

7そして、彼の右手を取って起こすと、たちまち彼の足と[10]くるぶしの骨が強くなり、

8彼は跳び上がって立ち上がって歩きだし、彼らと共に神殿に入り、歩いたり、跳びはねたりして神を賛美したしました。

9そして、民衆は皆、彼が歩きながら神を賛美しているのを見て、 

10彼らは、彼が神殿の美しい門のところで施しを乞うて座っていた人だと知り、彼に起こったことに驚き、驚嘆しました。

11そして、癒された足の不自由な人がペテロとヨハネを抱きしめると、民衆は皆、大いに驚いてソロモンの廊下と呼ばれる所で彼らのところに駆け寄ってきました。 

12ペテロはそれを見て、民衆に答えました。「イスラエルの人たちよ、なぜこのことに驚くのですか。なぜ、私たちが自分の力や敬虔でこの人を歩かせたかのように、私たちをこんなにも熱心に見つめるのですか。 

13アブラハム、イサク、ヤコブの神、私たちの父祖の神は、

その子イエスに栄光を与えました。しかし、あなたがたは、ピラトが釈放しようと決めたとき、ピラトの前でイエスを拒み、引き渡してしまいました。 

14 そしてあなたがたは聖なる正しい方を否定し、殺人者を許してもらいたいと願い、 

15 命の君を殺しましたが、神はその方を死人の中からよみがえらせました。私たちはその証人です。 

16 そして、あなたがたが見て知っているこの人を、その名を信じる信仰によって強くしたのです。実に、彼に対する信仰が、あなたたち全員の前で、この完全な健康を彼に与えたのです。

17 さて、兄弟たちよ、あなたたちが無知のためにそうしたことを私は知っています。あなたたちの指導者たちもそうしたのです。 

18 しかし、神はすべての預言者の口を通して、キリストが苦しみを受けることを、あらかじめ示しておられたが、そのことを[11]キリストは成就されたのです 

19 だから、悔い改めて心を入れ替えなさい。そうすれば、主の御前から万物の更新の時に、あなたたちの罪が消し去られ、

20主は、あなたがたに以前から宣べ伝えられていたイエス・キリストを遣わされます。

21このイエスは、万物の[12]回復の時まで、彼は天に留めておかなければならない。それは神が世の初めから、すべての聖なる預言者たちの口を通して語ってこられたことなのです。 

22モーセは確かに[13]先祖たちに言いました。『あなたの神、主は、わたしのような預言者を、あなたの同胞の中から起こされる。その預言者があなたがたに告げることは、すべて聞き従わなければならない。 

23その預言者に聞き従わない者は、みな民の中から滅ぼされるであろう。』 

24また、サムエルからそれに続くすべての預言者たちも、語った者はみな、これらの日について預言しました。 

25あなたがたは預言者たちの子孫であり、神が私たちの先祖と結んだ契約の子孫です。神はアブラハムにこう言われました。あなたの子孫によって、地上のすべての民族が祝福される。」 26 神は、まずあなたがたのために御子イエスをよみがえらせ、あなたがた一人一人をその不義から引き離して祝福するために、この御子を遣わされたのです。



[1] 食事を共にしているとき(NU

[2] supplication

[3] Judas by transgression fell

[4] One accord in one place

[5] cloven tongues like as of fire

[6] in the last daysKJV)

終りの時には(口語)

[7] because it was not possible that he should be holden of it. (支配される:NU

 [8] 喜んで受けいれた者(NU:喜んでは無し))

[9] 教会KJV仲間に(NU)

[10]  くるぶしの骨がankle bonesKJ

[11] 神は・・成就なさったのである。

彼が(キリストが)成就された:he hath so fulfilled

[12]restitution of all things回復 (NU慰め:口語)

[13]  truly3

さて、ペテロとヨハネは、午後3時の祈りの時間に一緒に神殿に上って行くと、2母の胎内から足の不自由な人が運ばれてきました。

彼らは毎日、神殿の「美しい門」と呼ばれる門に彼を横たえ、神殿に入る人々に施しを求めていました。

3そして、ペテロとヨハネが神殿に入ろうとしているのを見て、施しを求めました。

4ペテロはヨハネと共に彼を見つめてこう言いました、「私たちを見なさい。」

5その人は何かもらえると思って、彼らに注意を払うと、

6ペテロは言いました。「銀や金は私にはないが、私が持っているものをあげよう。ナザレのイエス・キリストの名によって、立ち上がって歩きなさい。」

7そして、彼の右手を取って起こすと、たちまち彼の足と[7]くるぶしの骨が強くなり、

8彼は跳び上がって立ち上がって歩きだし、彼らと共に神殿に入り、歩いたり、跳びはねたりして神を賛美したしました。

9そして、民衆は皆、彼が歩きながら神を賛美しているのを見て、 

10彼らは、彼が神殿の美しい門のところで施しを乞うて座っていた人だと知り、彼に起こったことに驚き、驚嘆しました。

11そして、癒された足の不自由な人がペテロとヨハネを抱きしめると、民衆は皆、大いに驚いてソロモンの廊下と呼ばれる所で彼らのところに駆け寄ってきました。 

12ペテロはそれを見て、民衆に答えました。「イスラエルの人たちよ、なぜこのことに驚くのですか。なぜ、私たちが自分の力や敬虔でこの人を歩かせたかのように、私たちをこんなにも熱心に見つめるのですか。 

13アブラハム、イサク、ヤコブの神、私たちの父祖の神は、その子イエスに栄光を与えた。与ました。しかし、あなたがたは、ピラトが釈放しようと決めたとき、ピラトの前でイエスを拒み、引き渡してしまいました。 

14 そしてあなたがたは聖なる正しい方を否定し、殺人者を許してもらいたいと願い、 

15 命の君を殺しましたが、神はその方を死人の中からよみがえらせました。私たちはその証人です。 

16 そして、あなたがたが見て知っているこの人を、その名を信じる信仰によって強くしたのです。実に、彼に対する信仰が、あなたたち全員の前で、この完全な健康を彼に与えたのです。

17 さて、兄弟たちよ、あなたたちが無知のためにそうしたことを私は知っています。あなたたちの指導者たちもそうしたのです。 

18 しかし、神はすべての預言者の口を通して、キリストが苦しみを受けることを、あらかじめ示しておられたが、そのことを[8]キリストは成就されたのです 

19 だから、悔い改めて心を入れ替えなさい。そうすれば、主の御前から万物の更新の時に、あなたたちの罪が消し去られ、

20主は、あなたがたに以前から宣べ伝えられていたイエス・キリストを遣わされます。21このイエスは、万物の[9]回復の時まで、彼は天に留めておかなければならない。それは神が世の初めから、すべての聖なる預言者たちの口を通して語ってこられたことなのです。 

22モーセは確かに[10]先祖たちに言いました。『あなたの神、主は、わたしのような預言者を、あなたの同胞の中から起こされる。その預言者があなたがたに告げることは、すべて聞き従わなければならない。 

23その預言者に聞き従わない者は、みな民の中から滅ぼされるであろう。』 

24また、サムエルからそれに続くすべての預言者たちも、語った者はみな、これらの日について預言しました。 

25あなたがたは預言者たちの子孫であり、神が私たちの先祖と結んだ契約の子孫です。神はアブラハムにこう言われました。あなたの子孫によって、地上のすべての民族が祝福される。」 26 神は、まずあなたがたのために御子イエスをよみがえらせ、あなたがた一人一人をその不義から引き離して祝福するために、この御子を遣わされたのです。



[1] One accord in one place

[2] cloven tongues like as of fire

[3] in the last daysKJV)

終りの時には(口語)

[4] because it was not possible that he should be holden of it. (支配される:NU

 

[5] 喜んで受けいれた者(NU:喜んでは無し))

[6] 教会KJV仲間に(NU)

[7]  くるぶしの骨がankle bonesKJ

[8] 神は・・成就なさったのである。

彼が(キリストが)成就された:he hath so fulfilled

[9]restitution of all things回復 (NU慰め:口語)

[10]  truly

umbered with the eleven apostles.

2024年12月3日火曜日

使徒行伝第10-12章 公認本分

10章 

1 さて、カイザリヤにコルネリオという人がいました。イタリア隊と呼ばれる部隊の百人隊長で、 2 彼は信仰深い人で、家族全員と共に神を畏れ、多くの施しを民に施し、絶えず神に祈っていました。3昼の三時ごろ、彼は幻の中ではっきりと、神の使いが彼のところに来て、「コルネリオよ」と言うのを見ました。4 コルネリオは彼を見て恐れ、「主よ、何事ですか」と言いました。すると、御使いは言いました、「あなたの祈りと施しは、神の前に届いて覚えられています。5 それで、ヨッパに人をやって、ペテロという名のシモンを招きなさい。 6 彼は皮なめし屋シモンという人のところに泊まっています。その家は海辺にあります。彼が、あなたのなすべきことを告げてくれるでしょう。」7 コルネリウスに語った御使いが去った後、コルネリウスは、自分の家の召使二人と、いつも自分に仕えている敬虔な兵士一人を呼び、 8 これらのことをすべて彼らに告げて、ヨッパへ送り出しました。9その翌日、彼らが旅を続けて町に近づいたとき、ペテロは午後六時ごろ、祈るために屋上に上がると、 10彼は非常に空腹になり、食事をしようとしましたが、人々が準備しているうちに、夢心地になってしまいました。 11すると、天が開けて、四隅を編んだ大きな布のような器が[1]彼のところに降りてくるのが見えました。それは地に降りてきました。

12その中には、地の四つ足の獣、野の獣、這うもの、空の鳥など、あらゆるものがいました。

13すると、声が聞こえました。「ペテロよ、起きて、ほふって食べなさい。」

14しかし、ペテロは言いました。「主よ、それはいけません。私は清くないもの、汚れたものを、一度も食べたことがありません。」

15すると、声はもう一度彼に言いました。「神がきよめたものを、清くないと言ってはならない。」

16 このようなことが三度繰り返され、そしてその器は再び天に上げられました。

17 ペテロは、自分が見たこの幻はいったい何を意味するのだろうと、心の中で疑っていたが、そのとき、コルネリオから遣わされた人たちがシモンの家を尋ね、門の前に立って

18 呼びかけ、ペテロという名を持つシモンが、そこに泊まっているかどうか尋ねました。

19ペテロがその幻について思いを巡らしていると、御霊が彼に言いました、

「見よ、三人の人があなたを捜している。

20だから、立って降りて行き、何も疑わずに彼らと一緒に行きなさい。私が彼らをつかわしたのだ。」

ちょうどその時、コルネリオから送られた人たちが、シモンの家を尋ね当てて、その門口に立っていました。

21そこで、ペテロはコルネリオからつかわされた人々のところへ降りて行き、「あなたがたが捜しているのは私です。何のために来たのですか。」と言いました。

22すると彼らは言いました、「百人隊長コルネリオは正しい人で、神を畏れ敬い、ユダヤ全土に評判の良い人ですが、聖なる御使いによって、あなたを家に招いてあなたの話を聞くようにと、神からお告げを受けました。

23 そこでペテロは彼らを呼び入れて泊め、翌日ペテロは彼らと一緒に出発しました。ヨッパの兄弟たちも何人か同行しました。

24 翌日、彼らはカイザリヤに入りました。コルネリオは彼らを待ち構え、親族や親しい友人たちを呼び集めていました。

25 ペテロが入って来ると、コルネリオは彼を迎え、その足もとにひれ伏して拝みました。

26 ペテロは彼を引き留めて言いました。「立ちなさい。私も同じ人間です。」

27 ペテロは彼と語り合いながら、中に入ってみると、大勢の人が集まっていました。

28 ペテロは彼らに言いました。「あなたがたも知っているとおり、ユダヤ人が異邦人のところに付き添ったり、近づいたりするのは、律法に反する行為です。しかし、神はわたしに、どんな人をも清くない者とか、汚れた者とか言ってはならないと示されました。

29 それで、わたしは召しを受けたとき、少しもためらわずにあなたがたのところに来たのです。それで、わたしを招いてくださったのはどういう意図ですか。

30コルネリウスは言いました、「四日前、わたしはこの時まで断食をしていたのですが[2]、午後三時に家で祈っていたところ、見よ、輝かしい衣を着た人がわたしの前に立って、

31 こう言ました、『[コルネリウスよ、あなたの祈りは聞かれ、あなたの施しは神のみまえに覚えられています。

32 それで、ヨッパに人をやって、ペテロという名のシモンをここに呼びなさい。彼は海辺の皮なめしシモンという人の家に泊まっています。彼が来たら、あなたに話すでしょう。[3] 』といいました。

33 ようこそおいで下さいました。今わたしたちは、主があなたにお告げになったことを残らず伺おうとして、みな神のみ前にまかり出ているのです」

34そこでペテロは口を開いて言いました、「本当に私は、神は人をかたよりみない方で、

35どの国民でも、神を恐れ、正義を行う者は、受け入れられる方だと分かりました。

36 あなたがたは、神がすべての者の主なるイエス・キリストによって平和の福音を宣べ伝えて、イスラエルの子らにお送り下さった御言をご存じでしょう。*口語から

37 あなたがたも知っているように、その御言葉は、ヨハネが宣べ伝えたバプテスマの後、ガリラヤから始まって、ユダヤ全土に広まりました。

38 神はナザレ人イエスに聖霊と御力を注がれました。イエスは巡り歩いてよいわざをし、悪魔に苦しめられている人々をみな癒されました。神がイエスとともにおられたからです。

39 私たちは、イエスがユダヤの地でもエルサレムでもなさったすべてのことの証人です。人々はイエスを殺し、木にかけましたが、

40 神は三日目にイエスをよみがえらせ、そのことを公に示されました。

41 すべての人にではなく、神によってあらかじめ選ばれた証人たち、すなわち、イエスが死人の中からよみがえられた後、イエスとともに食事をし、飲んだ私たちにです。

42それからイエスは、生者と死者の審判者として神に任命された方こそイエスであると、民に宣べ伝え、証言するようにと、わたしたちに命じられました。

43預言者は皆、イエスの名によってイエスを信じる者はだれでも罪の赦しを受けると証言しています。」

44ペテロがこれらの言葉をまだ話しているうちに、御言葉を聞いているすべての人々に聖霊が降りました。

45ペテロと一緒に来た、割礼を受けた信者たちは皆、異邦人にも聖霊の賜物が注がれたことに驚きました。

46 彼らが異言を話し、神をほめたたえるのを聞いたからです。 ペテロは答えて言いました。

47 「わたしたちと同じように聖霊を受けたこの人たちに、水でバプテスマを禁じて受けさせない人がいるでしょうか。」

48 そして、彼らは彼らに主の名によってバプテスマを受けるように命じられました。そこで彼らは、数日間とどまるようにとペテロに頼んだのです。

 

11章 

1さて、ユダヤにいる使徒や兄弟たちは、異邦人も神の言葉を受け入れたと聞きました。

2そこで、ペテロがエルサレムに上って来たとき、割礼を受けた者たちがペテロと争って言いました。

3「あなたは割礼を受けていない人々のところに行って、彼らと食事を共にしたそうだが」。

4そこで、ペテロは初めからそのことについて、彼らに順序よく説明して言いました。

5「私がヨッパの町で祈っていたとき、恍惚とした状態で幻を見ました。大きな布のような器が四隅でつり下げられて天から降りてきて、私のところまで来ました。

6私はその器に目を凝らして見ていると、地の四つ足の獣、野獣、這うもの、空の鳥などが見えました。

7 すると、わたしに声が聞こえた。『ペテロよ、起きて、屠って食べなさい。』

8 しかしわたしは言いました。「主よ、それはいけません。わたしは、汚れたもの、不浄なものを、一度も口に入れたことがありません。」

9 しかし、天からまた声がしてわたしに答えましたた。「神がきよめたものを、汚れたものなどと言ってはならない。」

10 このようなことが三度繰り返され、みな天に引き上げられました。

11 すると、すぐに、カイザリヤからつかわされた三人の人が、わたしのいる家にやって来ました。

12 そして、御霊がわたしに、疑うことなく彼らと一緒に行けと命じられました。そこで、この六人の兄弟もわたしに同行し、わたしたちはその人の家に入りました。

13 そして彼は、「自分の家に天使が立っていて、『ヨッパに人をやって、ペテロという名のシモンを招きなさい。

14 そうすれば、あなたとあなたの家族全員の救いの言葉を告げてくれるでしょう。』」と言いました。

15そして私が語り始めると、聖霊が、初めに私たちに下ったように、彼らにも下りました。

16そこで私は、主の言葉を思い出しました。『ヨハネは水でバプテスマを授けたが、あなたがたは聖霊によってバプテスマを受けるであろう。』

17このように、主イエス・キリストを信じた私たちに下さったのと同じ賜物を、神は彼らにも下さったのですから、私はいったい何者なので、神に逆らうことができましょうか。

18人々はこれを聞いて黙り、神を賛美して言いました。「それでは、神は異邦人にも、命に至る悔改めをお与えになったのだ。」

19 さて、ステパノのことで起こった迫害によって散らされた人々は、フェニキア、キプロス、アンティオキアまで旅して、ユダヤ人以外には、だれにも御言葉を宣べ伝えませんでした。

20 彼らの中にはキプロス人とクレネ人もありましたが、アンティオキアに着いてから、ギリシア人たちに語り、主イエスのことを宣べ伝えました。

21 主の御手が彼らとともにあったので、大勢の人が信じて主に立ち返りました。

22 このことの知らせがエルサレムの教会の耳にも入ったので、彼らはバルナバをアンティオキアまで遣わしました。

23バルナバはそこに着いて神の恵みを見て喜び、揺るがない信仰をもって主につくように、みんなの者を励ましました。

24 彼は立派な人で、聖霊と信仰とに満ちていました。そして、多くの人々が主に加わりました。

25 それからバルナバはサウロを捜しにタルソへ出発し、

26 彼を見つけると、アンティオキアに連れて行きました。そして、丸一年の間、彼らは教会に集まって、大勢の人を教えました。そして、弟子たちはアンティオキアで初めてクリスチャンと呼ばれました。

27そのころ、預言者たちがエルサレムからアンティオキアにやって来て、

28彼らのうちのひとり、アガボという人が立って、全世界に大飢饉が起こるであろうと、御霊によって告げました。それは、クラウデウス帝の時代に起こりました。

29そこで、弟子たちは、おのおの自分の力に応じて、ユダヤに住む兄弟たちに救援物資を送ることに決めました。

30彼らはそのとおりにし、バルナバとサウロの手によって長老たちに送りました。

 

 

12章 済

1 さて、ユダヤにいる使徒たちや兄弟たちは、異邦人たちも神の言葉を受け入れたと聞きました。 2 ペテロがエルサレムに上ったとき、割礼を受けた者たちがペテロと争って言いました。 3 「あなたは、割礼を受けていない人たちのところに行って、一緒に食事をした」。 4 ペテロは初めからそのことを語り、彼らに順序正しく説明しました。 5 「わたしはヨッパの町で祈っていたとき、恍惚としました状態で幻を見た。大きな布のような器が、四隅をつり下げて天から降りてきて、わたしのところにまで来ました。 6 その器に目を凝らして見ていると、地の四つ足の獣、野の獣、這うもの、空の鳥などが見えました。 7 すると、わたしにこう言う声が聞こえました。「ペテロよ、立ちなさい。屠って食べなさい。」 8しかし私は言いました、「主よ、それはいけません。私の口には、汚れたもの、不浄なものが、一度も入ったことがありません。」 9しかし、天から声がまた聞こえて、「神がきよめたものを、汚れたものなどと言ってはならない。」と答えました。 10このようなことが三度繰り返され、皆が天に引き上げられました。 11すると、すぐに、カイザリヤから遣わされた三人の人が、私のいる家に来ました。 12すると、御霊が私に、疑うことなく彼らと一緒に行けと命じました。この六人の兄弟も私について来て、私たちはその人の家に入りました。 13すると、その人は、自分の家の中に天使が立っているのを見たときのことを私たちに話しました。天使は彼にこう言いました、「ヨッパに人をやって、ペテロという名のシモンを招きなさい。 14その天使が、あなたとあなたの家族全員の救いの言葉を告げてくれるでしょう。」 15私が話し始めると、初めに私たちにも起こったように、彼らにも聖霊が降りました。 16 そこで私は、主の言葉を思い出しました。主はこう言われた。「ヨハネは水でバプテスマを授けたが、あなたがたは聖霊によってバプテスマを受けるであろう。」 17 主イエス・キリストを信じた私たちに神が賜ったのと同じ賜物を、神は彼らにも賜ったのですから、私はいったい何者で、神に逆らうことができましょうか。 18 彼らはこれを聞いて黙し、神をほめたたえて言いました。「それでは、神は異邦人に19 さて、ステパノのことで起こった迫害によって散らされた人々は、フェニキア、キプロス、アンティオキアまで旅して、ユダヤ人以外には、だれにも御言葉を宣べ伝えませんでした。 20 彼らの中にはキプロス人とクレネ人もありましたが、アンティオキアに着いてから、ギリシア人たちに語り、主イエスのことを宣べ伝えた。 21 主の御手が彼らとともにあったので、大勢の人が信じて主に立ち返りました。 22 このことの知らせがエルサレムの教会の耳にも入ったので、彼らはバルナバをアンティオキアまで遣わしました。 23 バルナバは着いて神の恵みを見て喜び、心を定めて主につくように、みんなの者を励まして言いました。 24 彼は立派な人で、聖霊と信仰とに満ちていました。そして、多くの人々が主に加わった。 25 それからバルナバはサウロを捜しにタルソへ出発しました。 26 そして彼を見つけると、アンティオキアに連れて行きました。そして、丸一年の間、彼らは教会に集まって、大勢の人を教えました。そして、弟子たちはアンティオキアで初めてクリスチャンと呼ばれました。

27そのころ、預言者たちがエルサレムからアンティオキアにやって来ました。 28彼らのうちのひとり、アガボという人が立って、全世界に大飢饉が起こるであろうと、御霊によって告げました。それは、クラウデウス帝の時代に起こりました。 29そこで、弟子たちは、おのおの自分の能力に応じて、ユダヤに住む兄弟たちに救援物資を送ることに決めた。 30彼らはそのとおりにし、バルナバとサウロの手によって長老たちに送った。

 

 

 

 

12章 

1そのころ、ヘロデ王は教会のある者たちを苦しめるために手を伸ばし、

2ヨハネの兄弟ヤコブを剣で殺しました。

3そして、それがユダヤ人たちの喜ぶのを見て、さらにペテロをも捕らえました。 そのとき、種を入れないパンの季節であったので、

4彼を捕らえて牢に入れ、四人組の兵士に引き渡して監視させ、復活祭(種なしパンの祭り:口語)のあとで民衆の前に引き出すつもりでした。

5ペテロは牢に入れられたが、教会は彼のために神に祈りを捧げ続けました。

6ヘロデが彼を連れ出そうとしたその夜、ペテロは二人の兵士の間に二本の鎖で縛られて眠っていました。門番たちは牢の番をしていました。

7すると、突然主の使いが彼のところにやって来て、牢獄に光が差し込み、ペテロのわき腹をたたいて起こし、『急いで起きなさい』と言いました。すると、鎖が彼の手から落ちました。

8そして、使いは彼に言いました、「腰に帯を締め、履物を締めなさい」。彼はそのとおりにしました。すると、彼は言いました、「上着をまとって、私について来なさい」。

9そこで彼は出て行って、彼に従いました。そして、使いがしたことが真実であるとは知らず、幻を見たのだと思いました。

10 彼らは第一の門と第二の門を通り過ぎて、町に通じる鉄の門の所に来ました。門はひとりでに開きました。そこで彼らは出て、一つの通りを進んで行きました。すると、御使いはすぐに彼から去って行きました。

11 ペテロは我に返って言いました、「今、私は確かに知った。主が御使いを遣わして、ヘロデの手から、またユダヤ人たちの望みから、私を救い出してくださったのだ」。

12 彼はそのことをよく考えた後、マルコという名のヨハネの母マリアの家に行きました。そこには大勢の人が集まって祈っていました。

13 ペテロが門の戸をたたくと、ロダという娘が来て耳を傾けました。

14 彼女はペテロの声を知って、うれしくて門を開けないで、駆け込んで来て、ペテロが門の前に立っていることを告げました。

15 彼らは彼女に言いました、「あなたは気が狂っている」。しかし、彼女は、確かにそうだと言い続けました。そこで彼らは、「それは、あの方の御使いだ」と言いました。

16しかし、ペテロは戸をたたき続けたので、彼らが戸を開けてペテロを見ると、驚きました。

17しかし、ペテロは、黙っているようにと手で合図しながら、主がいかにして自分を牢から連れ出してくださったかを彼らに話しました。そして、「行って、ヤコブと兄弟たちに、これらのことを伝えなさい」と言いました。そして、ペテロは立ち去って、ほかの所へ行きました。

18夜が明けると、兵士たちの間でペテロはどうなったのかと騒ぎが起こりました。

19ヘロデはペテロを捜しましたが見つからなかったので、番兵たちを取り調べ、彼らを死刑にするよう命じました。そしてユダヤからカイザリヤに下って行って、そこに住みました。

20さて、ヘロデはティルスとシドンの人々に非常に不満を抱いていましたが、彼らは一致団結して彼のもとにやって来て、王の侍従ブラストスを介して和平を求めました。彼らの国は王の国によって食料を得ていたからです。

21定められた日に、ヘロデは王の衣装をまとい、王座に座り、彼らに演説しました。

22民は叫び声をあげて言いました。『それは神の声だ。人の声ではない。』 23 すると、主の使いはすぐに彼を撃ちました。彼は虫に食われて、息絶えてしまいました。彼が神に栄光を帰さなかったからです。

24 しかし、神の言葉は成長し、広まっていきました。

25 バルナバとサウロは、務めを終えてエルサレムから戻り、マルコという名のヨハネを連れて行きました。



[1] 彼のところに

[2] 断食をしていたのですが

[3] 彼が来たら、あなたに話すでしょう :: 

そのころ、弟子の数が増えてきたので、ギリシャ人がヘブル人に対して不平を言い始めました。自分たちのやもめたちが日々の奉仕においてなおざりにされているからです。 2そこで、十二使徒は弟子たちの群れを呼び寄せて言いました。「わたしたちが神の言葉を捨てて、食事の世話をするのは、[1]道理にかなっていません 3ですから兄弟たちよ、あなたがたの中から評判の良い、聖霊と知恵に満ちた七人の人を選びなさい。わたしたちはその人たちをこの務めに任命しようと思います。 4わたしたちは、[2]絶えず祈りと御言葉の奉仕に専念することにします。」5この提案は群衆全員に喜ばれ、信仰と聖霊に満ちたステパノ、フィリポ、プロコロ、ニカノル、ティモン、パルメナ、アンティオキアの改宗者ニコラオスが選ばれ、6使徒たちの前に立たせ、祈ってから、彼らの上に手を置きました。7そして神の言葉は広まり、エルサレムの弟子の数も非常に増え、祭司たちの[3]大集団も信仰に忠実でありました。8さて、ステファノは信仰と力に満ち、民衆の中で大きな不思議と奇跡を行いました。9そこで、リベルテン人の会堂と呼ばれる会堂の人たち、キレネ人、アレクサンドリア人、キリキア人、アジア人などが立ち上がり、ステファノと論争しました。10彼らは、彼が語る知恵と霊に抵抗することができませんでした。11そこで、彼らは人々をそそのかして、「私たちは彼がモーセと神に対して冒涜的な言葉を語るのを聞いた」と言いました。 言わせました。 12そして彼らは民衆と長老たちと律法学者たちを扇動し、彼を襲って捕え、議会に引きずり出し、13偽証人を立ててこう言わせました。「この男は、この聖なる場所と律法とに対して、冒涜的な言葉を言い続けています。14私たちは、このナザレのイエスがこの場所を破壊し、モーセが私たちに伝えた慣例を変えるだろうと彼が言うのを聞いたのです。」

15議会に座っている者は皆、ステパノをじっと見つめると、その顔が天使の顔のようであありました。

 

 

 

7章 ::

 

1そこで大祭司は言いました、「これは本当なのか」2すると、彼は言いました、「兄弟たち、父たちよ、よく聞いて下さい。栄光の神は、私たちの父祖アブラハムがメソポタミアにいたとき、まだカランに住んでいなかったときに現れました。3そして彼に言われました、「あなたの国と親族のもとを離れ、私が示す地に行きなさい」。4そこで彼はカルデア人の地から出てカランに住みました。そして彼の父が死ぬと、彼はそこからあなたたちが今住んでいるこの地に移されました。5しかし彼はそこに何の相続地も与えられず、足を踏み入れるほどの土地さえも与えられませんでした。しかし彼はまだ子供がいなかったのに、その地を彼と彼の子孫に所有地として与えると約束されました。6 神はまたこう言われました、『彼の子孫は異国の地に寄留し、奴隷となり、四百年の間、支配者が彼らに悪行を働くであろう。7 彼らが奴隷となる国民を、わたしは裁く、その後、彼らは出て来て、この場所でわたしに仕えるであろう。』と神は言われました。

8 そして神は彼に割礼の契約を与えました。こうしてアブラハムはイサクをもうけ、八日目に割礼を施しました。そして、イサクはヤコブをもうけ、ヤコブは十二人の族長をもうけました。9 しかし、族長たちはねたみに駆られてヨセフをエジプトに売り渡しましたが、神は彼と共におられ、 10 ヨセフをすべての苦難から救い出して、エジプトの王ファラオの目に恵みと知恵を与えさせました。そこで、ファラオはヨセフをエジプトとその全家の支配者に任命したのです。 11 さて、エジプトとカナン全土に飢饉と大いなる苦難が起こり、私たちの先祖たちは食糧を得ることができなくなりました。 12 しかしヤコブはエジプトに穀物があることを聞いて、まず私たちの先祖たちを遣わしましが、 13 二度目に行った時にヨセフのことは兄弟たちに自分の身の上を打ち明けたので、ヨセフの血縁関係もファラオに知らされました。 14 そこでヨセフを遣わし、父ヤコブと、その血縁関係にある七十五人全員を呼び寄せました。 15 それでヤコブはエジプトに下り、私たちの先祖たちと共に死に、 16 シケムに運ばれ、アブラハムがシケムの父、ハモルの子らから金を出して買った墓に葬られました。17しかし、神がアブラハムに誓われた約束の時が近づくと、エジプトで民は増えていきました。 18しかし、ヨセフを知らない別の王が立つと、19その王は私たちの親族を狡猾に扱い、私たちの先祖を虐待し、彼らが私たちの男の幼子を生き延びさせないように捨てさせました。 20そのころ、モーセが生まれました。彼は非常に美しく、父の家で三か月の間養われたが、 21捨てられた後、ファラオの娘が彼を拾い上げ、自分の息子として養いました。 22モーセはエジプト人のあらゆる知恵に精通し、言葉にも行いにも力がありました。 23さて、四十歳になったとき、彼は同胞であるイスラエルの人々を助けようという思い立ちました 24 モーセは彼らのうちの一人が不当な扱いを受けているのを見て、これを護り、虐げられている者の仇を打って、エジプト人を撃ち殺しました。25 モーセは、神が自分の手によって彼らを救われることを、兄弟たちが理解するだろうと思ったのですが、彼らは理解しませんでした。 26 翌日、モーセは彼らが争っているところに姿を現し、和解させようとして言いました。『あなたたちは兄弟ではないか。なぜ互いに傷つけあうるのかのか。』 27 ところが、隣人を不当に扱った者は、彼を突き飛ばして言いました。『だれがあなたを私たちの支配者や裁判官として立てたのか。 28 昨日エジプト人を殺したように、私を殺そうとするのか。』 29 モーセはこの言葉を聞いて逃げ、マデヤンの地に寄留し、そこで二人の息子をもうけました。 30 四十年が経過した時、シナ山の荒野で、柴の燃える炎の中に主の御使いが現れました。31 モーセはそれを見て驚き、見ようと近づいて行くと、主の声が彼に聞こえました。32 『わたしはあなたの先祖の神、アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である。』 モーセは震え上がって見る勇気がありませんでした。 33 主は彼に言われました。『足からくつを脱ぎなさい。あなたが立っている場所は聖なる地である。 34エジプトにいるわたしの民の苦しみをわたしは見た。また、わたしは彼らのうめき声を聞いた。それでわたしは彼らを救うために下って来たのだ。今、わたしはあなたをエジプトに遣わそう。』35 彼らは、だれがあなたを支配者や裁判官にしたのかと言って、このモーセを拒みました。神は、柴の中で彼に現れた御使いの手を通して、このモーセを支配者、解放者としてお遣わしになったのです。 36 彼は、エジプトの国、紅海、荒野で四十年の間、不思議なわざとしるしを行った後、彼らを導き出されました。 37 このモーセこそ、イスラエルの子らにあなたの神、主は、あなたの同胞の中から、わたしのような預言者をあなたのために起こされる。あなたたちはその者に聞き従え。』と言われたモーセです。 38 この人は、シナイ山で彼に語った御使いや私たちの先祖たちとともに、荒野の[4]教会にいた人です。彼は私たちに伝えるために、生ける預言を授かりました。 39 しかし、私たちの先祖は彼に従わず、彼を退け、心の中でエジプトに引き返しました。 40 彼らはアロンに言いました。『私たちの先頭に立つ神々を造ってください。私たちをエジプトの国から導き出したあのモーセは、どうなったのか私たちにはわからないからです。』 41 それから、彼らは子牛を造り、その偶像に犠牲をささげ、自分の手で作ったものを喜んでいました。 42 そこで神は心を翻し、彼らを天の万象を拝むままにされました。預言者の書にこう書いてあるとおりです。『イスラエルの家よ。荒野での四十年の間に、汝らはわたしに屠った獣や犠牲をささげたか。43 汝らは、モロクの幕屋と、汝の神レンファンの星を、崇拝するために造った像と崇拝した。だからわたしは汝らをバビロンの向こうへ連れ去ろう』。44私たちの先祖は荒野に証の幕屋を持っていました。それは神がモーセに命じて、彼が見た形に従って造るようにと命じたものでした。45その後の私たちの先祖は、それをヨシュアと共に異教徒を追い出した後になってもそれを持ち込みました。そして、それが代々に受け継がれて、ダビデの時代に及んだものです。 46ダビデは神の恵みを得て、ヤコブの神のために神のために宮を造営したいと望みました。47しかし実際にはソロモンが神のために神殿を建てました。48しかし、いと高き方は手で造った神殿には住まわれません。預言者が言うとおりです。 49『天は私の王座、地は私の足台である。汝らは私のためにどんな家を建てるのか、私の安息の地はどこなのか、と主は言わる。』

50これらすべてのものはわたしの手が造ったのではないか。』と主は言わる。 51あなたたちは、かたくなで、心も耳も割礼を受けていない。あなたたちはいつも聖霊に逆らっている。あなたたちの先祖がしたように。52あなたたちの先祖が迫害しなかった預言者が誰かいましたか。彼らは、正しい方の来臨を前もって告げていた者を殺しました。あなたたちは今、その方を裏切る者、殺す者となっている。53あなたたちは、天使の計らいによって律法を受けながら、それを守らなかった。」 54彼らはこれを聞いて、怒りにみたされ、ステパノに歯ぎしりしました。 55しかし、彼は聖霊に満たされ、天を見つめていると、神の栄光と、神の右に立っておられるイエスとが見え、

56そして言いました。「見よ、天が開け、人の子が神の右に立っておられるのが見える。」 57そこで、彼らは大声で叫び、耳をふさぎ、いっせいにステパノに襲いかかり、 58彼を町の外に追い出し、石打ちにしました。立ち会った人たちは、サウロという名の若者の足もとに衣を置きました。

59彼らはステパノを石打ちにし、神に呼びかけて、「主イエスよ、私の霊をお受けください」と言いました。 60また、ステパノはひざまずいて大声で、「主よ、この罪を彼らに負わせないでください」と叫びました。こう言ってから、ステパノは眠りにつきました。

 

8

1さて、サウロは彼を殺すことに賛成していましたが、そのころ、エルサレムの教会に対して激しい迫害が起こり、使徒たちを除いて彼らは皆ユダヤとサマリアの地方に散らされました。2敬虔な人たちはステパノを埋葬し、彼のために大いに嘆きました。3ところがサウロは教会を荒らし、家々に踏み込んで男女を捕らえて牢に入れました。4 しかし、散らされていた人々は、至る所で御言葉を宣べ伝えました。 5 そしてピリポはサマリアの町に下って行き、人々にキリストを宣べ伝えました。 6 人々はピリポの語ることにみんなで熱心に耳を傾け、彼が行う奇跡を聞きし、また見ていました。

7 汚れた霊が、取りつかれている多くの人々から大声で叫びながら出て行き、また、中風や足の不自由な多くの人々が癒されました。 8 そして、その町には大きな喜びがありました。ところが、以前からこの町にシモンという人がいました。彼は魔術を行ない、サマリアの人々を惑わして、自分は偉大な者だと言いふらしていました。 10 人々はみな、小さい者から大きい者まで彼に心を留めて、「この人こそ神の偉大な力だ」と言っていました。 11 彼らは、長い間、彼が魔術で彼らを惑わしていたので、彼を敬意を示していました。 12 しかし、彼らは、神の国とイエス・キリストの名について説教するピリポを信じて、男も女もバプテスマを受けました。

13 すると、シモン自身も信じて、バプテスマを受けると、ピリポと一緒にいて、行われた奇跡としるしを見て驚きました。14エルサレムにいる使徒たちは、サマリアが神の言葉を受け入れたと聞いて、ペテロとヨハネをそこへ遣わしました。

15二人は下って行って、彼らが聖霊を受けるようにと祈りました。

16(聖霊はまだ彼らのだれにも下っていませんでした。彼らはただ主イエスの名によってバプテスマを受けただけでした。) 17そして、彼らが彼らの上に手を置いたところ、彼らは聖霊を受けました。 18シモンは使徒たちの手を置くと聖霊が与えられるのを見て、彼らに金を差し出し、 19「わたしが手を置く人がだれでも聖霊を受けられるように、その力をわたしにもください」と言いました。 20しかしペテロは彼に言いました。「お前の金はお前とともに滅びてしまえ。お前が神の賜物を金で買えるなどと思ったからだ。

21お前はこのことには関係も権利もない。お前の心は神の前に正しくない。 22だから、この悪事を悔い改めて神に祈れ。そうすれば、お前の心の思いが赦されるかもしれない。 23お前は苦い胆汁の中におり、不義の鎖につながれているのが、わたしにはわかる。」 24シモンは答えて言いました。「あなたがたが言われたこれらのことが一つもわたしに起こらないように、わたしのために主に祈ってください。」 25 彼らは証しをし、主の言葉を宣べ伝え、サマリア人の多くの村々で福音をた後 エルサレムに帰りました。

26 さて、主の使いがピリポに言いました、「立って、南の方へ行き、エルサレムから荒れ果てたガザに下る道へ行きなさい」。27 そこで彼は立って出かけました。すると、エチオピアの女王カンダケのもとで大きな権力を持つ宦官で、女王の財宝を全部管理していたエチオピヤ人が、エルサレムに礼拝のために来ていました。 28 この人が帰る途中、自分の馬車にすわって、預言者イザヤの書を読んでいました。 29 すると、御霊がピリポに言いました、「近寄って、あの馬車に乗りなさい」。 30 ピリポは走って行って、預言者イザヤの書を読んでいるのを聞いて言いました、「あなたは読んでいることが分かりますか」。

31 彼は言いました、「だれかが手引きしてくれなければ、どうしてわかりましょう」。そして、ピリポに、来て一緒に座るように頼みました。

32 彼が読んだ聖書の箇所はこうでした。「彼は屠殺場へ引かれて行く羊のように、また毛を刈る者の前で黙っている小羊のように、口を開かなかった。33 彼は屈辱を受けて審判の機会も与えられなかった。だれがその子孫のころを語れようか。彼の命が地上から取り去られたのだから。」

34 宦官はピリポに答えて言いました。「お聞きしますが、預言者はだれについてこれを語っているのですか。自分自身についてですか、それともほかの人のことですか。」 35 するとピリポは口を開き、その聖書の箇所から始め、イエスを彼に説教しました。

36 彼らが旅を続けるうちに、ある水のある所に来ました。宦官は言いました。「ごらんなさい。ここに水があります。私がバプテスマを受けるのに、何の妨げがあるでしょう。

 [5]37 ピリポは言いました。「心から信じるなら、受けられます。」 彼は答えて言いました。「私はイエス・キリストが神の子であると信じます。」 38 そこで彼は馬車を止めるように命じたので、ピリポと宦官は二人とも水の中に降りて行き、宦官はピリポにバプテスマを施しました。 39 彼らが水から上がると、主の霊がピリポを連れ去ったので、宦官は彼を見ることができなくなりましが、彼は喜びながら旅を続けました。 40 さて、ピリポはアゾトで姿を現し、[6]すべての町を巡って宣教し、カイザリヤに着きました。



[1] 面白くない(口語)

[2] もっぱら(口語)

[3]  a great company of the priests多数(口語)

[4] 教会KJV church集会(NU

[5] Act 8:36  And as they went on their way, they came unto a certain water: and the eunuch said, See, here is water; what doth hinder me to be baptized?

 

[6]  preached in all the cities